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2021.06.01

スタイリスト1年目の先輩にプチ密着!ROVER田所未来さん【2018年原宿校卒業】

今月のYoutubeで、スタイリスト1年目の1日を密着させてもらったROVERの田所未来さん。収まりきらなかったパートをインタビューで再現しました。学生のころになにをしていたか、参考になる体験のお話です。動画と合わせてどうぞ!!

––なぜ就職先にROVERを選んだのですか?

田所「学生時代のカットコンテストのファイナルで、中沢さん(現ディレクター)に声をかけていただいたんです。審査員としていらしていて、そこで「ウチのサロンに入社しないか?」と。その前からROVERには髪を切りに行っていたんですが、雰囲気いいなあとは思っていて。じゃあ入ります、みたいな」

––スカウトですね。入ってデビューまではどのくらいでしたか?

田所「三年です。ROVERは決まってるんです」

––どんなカリキュラムでしたか?

田所「カリキュラムはなく、個別に合った練習をします。三年間アシスタントをして、最後にデモンストレーションをやるんですが、そこで受かったらデビューです。自主的に考えて練習することが求められています。だから毎日練習しますし、毎週木曜は定例の練習会があるので、そこで代表にみていただいたりして。それで3年めの最後に、代表と後輩たちの前で説明をしながら、マッシュやボブなど基本的なカットを切ります」

––他の施術は?カラーとかパーマとか。

田所「それは普段の木曜日の練習会で代表がみてくれます。相談しながら自分の練習メニューを決めるのですが、私はモデルに入ったのもめっちゃ早くて、入社して1か月しないくらいで練習モデル入れていました。自分ができると思ったら、モデル入れるって。そんな感じでした」

※ここでROVERのカリキュラムについて代表の小林さんにも聞いてみました。

––デビューは三年というのは決まってるんですか?

小林代表「どんなに練習で上手くてもお客様がつかないスタイリストもいれば、技術はイマイチでも人気美容師になる人もいます。ですので、サロンのスキルは3年で全て教え込み、あとはお客様に選んでいただくというスタイルをとっています。三年という期間は全国の平均スタイリストデビュー年数で、教える側が責任を持って教えられる期間だと確信したからです」

––カリキュラムはないのですか?

小林代表「カリキュラムがないわけはなく、いくつか型はあります。三年で必ず全員デビューさせるには、そのいくつかの型をベースに個別に合った練習をする必要があります。三年というゴールがあるので、本人と教える人で今何が必要かを考えて練習をするようにしています」

––今の仕事は?

田所「通常にお客様を担当しますし、空いている時があればサポートに入りますし、カラー剤などの材料の発注もします」

––通常の一日のスケジュールをおしえてください。

田所「平日の営業は11:00〜20:00で、土日祝日は10:00〜19:00です。平日は10:00くらいに出勤して、10:30から朝礼、掃除。営業後は週三日は練習します。練習が終わって帰るのが23:00くらい。練習がない日は、そのまま帰宅します。アシスタントの時は毎日練習をして、帰るのが0時回ることもありました」

––休みは月何日くらいですか?

田所「8〜10日くらいです。好きなカフェ巡りにいくか、セミナーに出ることもあります」

––仕事は楽しいですか?

田所「楽しいです。自分のところに来てくれるお客様がいるというのは、とても嬉しいです。それにヘアカラーが好きで、もともと美容師になりたかったときもカラーが強いところに行きたくて、今そんなカラーができていますし。いろんな色を作れるので楽しいです」

––学生のときに美容師に抱いていたイメージと違うことはありましたか?

田所「学生のころも美容室でアルバイトをしていたんですよ。2年間。だからそんなにギャップはないです。むしろ今の方が楽しいです」

––どんな生活でした?

田所「ほぼほぼバイトしてました。学校終わってバイト行って、9時10時くらいまでやって。土日はほぼその美容室のバイトで。でもちゃんと遊ぶ時は遊んでましたよ」

––学校にはちゃんと通ったの?

田所「はい。真面目に通いました(笑)」

––ベルエポックのいいところは?

田所「先生たちが仲良いし、行事がいろいろあるし、原宿にあるからいろんな美容師さん来てくれるし。今は私たちの時代より、いろんなサロンさんが来ていますよね。そこで自分のことを知ってもらえるって、めっちゃいいと思います」

––学生のころにやっておいてよかったと思うことは?

田所「そうですね、バイトかな……学生時代のコンテスト作品も、そのバイトでカラーってやってみたいなって思ったのがきっかけだったので。バイトしなかったら興味持ってなかったかもです」

––逆にやっておけばよかったなってことは?

田所「作品撮影をしてればよかったなと思います。いまも作品撮影はやるんですが、カメラとか編集とか、見え方とか、メイクもヘアも学生のころからやっておいたほうが絶対プラスになるし。それにサロンの入社試験で作品写真は出しても出さなくてもいいっていう条件でも、出した方がいいというのは聞いたことがあります。ROVERはマストではありませんでしたが、作品写真を出さなかった時点で質問されないとか、出すか出さないかで差がつくサロンもあるみたいだし。作品撮りはしといたほうがいいかなと思います」

––それは就活に向けて参考になるお話ですね。ありがとうございました。

取材・文/三浦伸司(CHOKiCHOKi)

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