―中国の美容技術はどうですか?
下田「上手い人はめっちゃ上手い、下手な人はめっちゃ下手です。カットが30元(500円くらい)から、上は
4〜5万とかとる人いたり上下の幅が広い。入る店によって技術は変わりやすいんじゃないでしょうか。
カット1万円とかはけっこういますよ。そういう人たちって、海外の技術を学びに行ったりとかしていて、
熱心です。技術や知識も、中国人はパーマを結構するので、パーマの知識とか詳しいですし、ブリーチも結構
詳しかったりとか。日本の美容師は何かの技術に特化していたりしますけど、その特化した人たちから色々学
んでいるから、平均点が高い感じがします。地方へ行くとセンスは良くなかったりはしますが、上海は上手い
と思いますよ」
―どんなスタイルが流行していますか?
下田「どうだろう……一般的にはパーマが多いですけど、それは中国人にパーマをかける習慣があるからと
いうのもあるし。毎年◯◯パーマとかが出ますね。木馬パーマとか、魚のしっぽパーマとか」
―これからどうしていきますか?
下田「今中国の美容師向けにセミナーをやっていて、これから中国全土にやっていくんですが、そうして全国
を回りたいのが一つ。それで自分の名前を売りたい。まずは美容師として。名前が広がっていったら、自分の
ブランドとして、シザーケース出したりとか、日本のハサミブランドとコラボして、プロデュースしたりとか、
プロダクトのプロデュースしてみたいです。まずはセミナーを通してとか、SNSを通してこっちで有名になり
たいですね」
―中国は魅力ある国ですか?
下田「ありますね。ドリームありますよ。マーケットが大きいから」
―興味がある後輩にアドバイスはありますか?
下田「来たかったら、すぐに来たほうがいいです。日本の生活を捨てなきゃいけないけど、僕もそうしたし。中国ってテンポがすごく早いから、モタモタしないですぐ行動にうつしたほうがいい。日本人が持っているとされていたアドバンテージもいつまで続くかわからないし。10年前は日本の美容技術はすごいって思われてたみたいですが、今は普通に見られていますしね」
下田さんのインスタグラム→@tetsushimoda