ベルエポック札幌校の同級生二人が、表参道で『send by HAIR』というサロンをやっています。二人ともインスタグラムがヒットしている、それぞれが人気美容師です。地元札幌ではないところで、同級生でお店をやるってどんな感じなんでしょうか?
中井裕貴さん(2011年卒業)
北海道札幌市出身。東京での就職希望で、新卒で入った1店舗目で8年間勤めたあと、美容師9年目の時にsend by HAIRを立ち上げ、今年で2年目。インスタグラムは@nakai_short_hair。フォロワー5.7万人。
永田邦彦さん(2011年卒業)
北海道美唄市出身。8年目までは表参道のサロン、それから銀座に移って半年間働いて、send by HAIRに参画。学生当時は、東京行ってみようかなっていう軽い気持ちで東京での就職を決めたのだとかインスタグラムは@nagata.kunihiko。フォロワー4.5万人。
−−札幌校で同級生だったお二人が、今表参道で一緒にsend by HAIRにいます。どんなきっかけだったんですか?
中井「僕が前のお店にいるころからここを経営している人と知り合いで「よかったらやってみない?」と言われて。自分も興味があったので、いろいろサポートしてもらった方がやりやすいだろうと思って決断しました」
――以前から独立は考えていたんですか?
中井「そうですね。昔から独立はしたいなとは思っていました。それを目標にやっていたのでタイミング的にもよかったんです」
――一緒にやろうと言い出したのは……。
中井「話をもらったのが僕だったので、僕からですね」
――なぜ同級生?急に?
永田「月1回くらいとか、ごはんに行ったりはしていたので急ではなかったんです」
――永田さんは誘われてすぐ決めたんですか?
永田「もともと前に勤めていたお店はそろそろ辞めたいなとは思っていて、そのタイミングだったので。話を聞いてみてよさそうならと思っていて、すぐ決めました」
――お二人は学生時代はどんな付き合いだったんですか?
中井「わりと仲は良かったかな。遊んだりもしてたよね」
永田「一緒にいるグループでした」
――そんな友達でも仕事になるとまた別ですよね? ルールみたいなのを決めたりとか……。
中井「ないです」
永田「ないですね」
――え? ないんですか?
中井「普段会っていた時から仕事の話もしていたので、その延長ではじめた感じなんです。今もなにかあったら次はこうしていこうかとか話し合いながら進めている感じだし。特に何かすごい仕事感があるわけじゃないですね。なんでも平等にしているので。揉めるポイントはないです」
――全体の方向とか意思決定とかは?
中井「話し合うことが多いですね。でもスムーズなんですよ。進む方向が同じだから。例えば内装とか、お店のメニューとか作る時も、わりと同じだったんですよ。逆にいくことはありませんでした」
――ちなみに方向性って、もっと具体的にいうとどんなことが同じだったんでしょう?
永田「お店の作りだったり、料金設定だったり、お客さんの層だったり。すんなりでした」
中井「それが自分と永田は合ってたんですよ」
――人を入れようとかとか大事な話の時は?
中井「そろそろ人が足りないね、インスタで募集しようか?くらいな感じの。どこかに求人を出すわけでもなく、自分たちでできることをやるので、そこまで難しく考えてないです」
――お互いの売上が気になったりとか……。
中井「ないですね。同じくらいなので、特に」
――プライベートをいっしょにすごすなんてことはあるんですか?
中井「仕事終わりにごはんとか。。。」
永田「結局仕事の話になりますけど」
――なんか波風立たず、事件もなく、自然にきた感じがしますね……。
中井「そうですね。流れにそのままのって」
――将来の夢が違うとかあったりします?
中井「ガチガチに話したりはしていないですが、お店の話で、店舗展開をどうしていこうとかは話しますけど」