福岡ベルエポック美容専門学校を卒業後に、全国的にも名前をとどろかせる福岡の人気サロンswitchに入社したタカキユウコさん。スタイリストとしての評価も人望も定着した大先輩です。人気サロンにいることの経験や、今の後輩たちに思うことを聞いてみました。

――今の役職をおしえてください。

タカキ「switchスタイリスト。入社12年めです」

――なぜ専門学校は福岡ベルを選んだのですか？

タカキ「一番ベルのパンフレットが明るく見えたんですよ。オーキャンにも行ったりしたら、先生たち優しそうだな〜、楽しそうだなと思って決めました」

――今の後輩たちも楽しいって言ってますね。なにか思い出はありますか？　

タカキ「コンテストが楽しかったです。ベルの中のベルフェスというのがあって。福岡で優勝すると東京に連れていってくれるんです。原宿で本選があって。それが楽しかったですね。」

――新卒でswitchに入ったんですか？

タカキ「そうです。そのまま変わらず。switchのことは知ってはいたんです。おしゃれで有名だったので。だからセンス良くないと入れないのかな〜、と思ってて。一年生の最後の頃に他の美容室で職場研修をしたんですが、そのときに「もっとデザインを作れる美容室に行ってみたいし、そんな美容師になりたいな」と思ったので、そこで浮上しました。デザインができる環境で美容師がしたかったので」

――よく受かりましたね、そんなゆる〜い感じで（笑）（※タカキさんはめっちゃふわ〜っとした雰囲気の人です）

タカキ「ホントに（笑）。12年前ですが、何次面接まであったかな？　ってくらいあって。当時はサロンワークの試験がなくて、私は人見知りなので、あったら受かってないと思います（笑）。面接も爪痕残した達成感もなく……途中で感極まりすぎて涙しちゃったりしたし。集団面接の最中に。逆に覚えられたのかもしれないですね。そういえば同期で入った子も同じグループで、涙してた子でした」

――決め手は涙？（笑）

タカキ「（笑）」

――これまでの美容師人生は大変でしたか？

タカキ「大変だったこともありましたが、楽しいの方が勝っているから、美容師でいつづけられるのかなと思います。入社しときにはモデルさんみたいなキレイな先輩たちがたくさんいて、同級生とかにも「絶対いじめられるよ」とか言われたり、自分でもかわいくもないし特別何かがあるわけじゃないしビクビクしてたんですが、そんなこと全くなく（笑）。優しくて、家族みたいでした。入ったお店に恵まれました」