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2022.04.21

ハートに火をつけて/佐藤拓弥(GOALD)

ベルエポック美容専門学校とCHOKiCHOKiのコラボブックはご覧いただけましたでしょうか? 卒業生の活躍がぎっしりつまった内容になっています。まだの方は原宿、福岡、札幌、東京の各校から無料で配布されますので、ぜひ!

その中で、美容業界の上層部へとかけあがろうとする5人の卒業生にスポットをあてた「ハートに火をつけて」という企画があります。先輩たちはどうして、なにがきっかけで美容に情熱を燃やすことになったのかをうかがったインタビューです。こちらのWEBでは、そのフルバージョンをお届けします。みなさんのハートにも火がつきますように!

佐藤拓弥さん(2012年原宿校卒業)
GOALDプロデューサー

CC―美容師人生はここまで順調でしたか?

佐藤「それなりに順調でした。はじめから目標があって、決まった道に進んで順調だったかっていうとそういうことではないですが。就職するときはいろんな人、いろんなタイプがいるサロンに入ろうと思って前職に入社し、働きながらやりたいことを模索していったので」

CC―自分は美容師でやっていけそうだなと思ったのはいつですか?

佐藤「高2くらいです」

CC―え? 早くないですか?

佐藤「地元は田舎なので、地元の美容室でカットするより自分で切った方がうまかったなって思っていたので。友達の髪とか。それは就職しても変わらなかったです」

CC―今はどんな環境・立場で仕事をしていますか?

佐藤「GOALDのプロデューサーです。GOALDの世界観を作る、GOALDってこういうサロンだよねというのを作るのが僕の役割です。僕がやりたいことがやれる環境でありつつ、やりたいこと自体がお客さんのためはもちろんですが、今は美容師のためになるっていうことにシフトしてきていて、僕の培ってきた技術を美容師さん向けに発信したいと意識しています。美容師って自分たちの技術は自分たちで完結するんですが、それをどんどん共有していく、そんなGOALDの世界観を作っていくきっかけづくりを今しているところです」

CC―話は過去に戻りますが、スタイリストデビューまでどのくらいかかりましたか?

佐藤「前職在籍時にデビューしました。まる4年です

CC―デビューするまでになにかしたことは?

佐藤「デビューするまでにやりたいことを明確化しておこうと思っていました。とりあえずスタイリストになるというより、どんなスタイリストになるかということを。デビュー1年前くらいから、メンズ、パーマということを意識しはじめて、それに向かって撮影・SNSを動かしていきました」

CC―前職からはどんなタイミングで移ったんですか?

佐藤「スタイリストになって1年半で前職を辞めて、GOALDにはスタイリストで入って、2か月くらいで副店長になりました。経験値があったりしたので、その10か月後くらいに店長になりました」

CC―今の自分の売り出し方はどうやって決めたんですか?

佐藤「根本的には「やっていて楽しいことで、人が喜ぶこと」を売り出しにしていいかなという考え方があります。自己満足じゃダメなんですが。振り返ると美容師になったのもCHOKiCHOKiを見たりとか、友達の髪とかやるのが好きだったというのがあって、きっかけはメンズだったことに改めて気づいて、そこに分野に集中しようかなと思いました。さっきも言ったデビュー1年前くらいのことです」

CC―そのためにやってきたこと、現在も続けていることはありますか?

佐藤「当時はLIPPS、OCEANTOKYOなどメンズサロンブームが来ていたんですが、個人ではそういう集団には勝てないと思ったので、パーマに狙いを絞りました。それも他社がやっていない、強めのパーマゾーンにして。狭く細く、突き刺さる人に刺さるように。今でもパーマは毎日色々研究していますよ」

CC―ここまでにターニングポイントというと?

佐藤「やはりGOALDにきたのが一番ですね。もともと新しいことを1からやりたいと思っていて、以前はサロンの厚い歴史の上に僕がいるような状態だったので、それを0から自分で積み重ねたという実績が欲しいと思っていて。そこにたまたま現代表の中村トメ吉が独立するということがあったので、いいきっかけだなと思って移った感じです。この人だったらいっしょにやりたいと思ったし」

CC―美容師生活において影響を受けた人はいますか?

佐藤「前職の先輩の方々や、現代表の中村です。前職では美容師の基本の所作やデザインを学びつつ、それ以外の美容師としての景色の見せ方、考え方は中村から学びました」

CC―ライバルはいますか?

佐藤「あんまりライバルと思っていないかもしれないです。ライバルとは思っていなけど、自分が一番上だとは思っていたい。明確にこの人というのはいないですね。参考にしている人はいます」

CC―自慢できることはありますか?

佐藤「止めないこと。なにかをしていて嫌になったり、マイナスになって止めることがない。なにかを止めるとしたら方針が変わるとか移動が目的であって、練習を止めようとか、メンズは止めようとか、途中で投げ出すことはないです。止めるときには、次にやりたいことが決まっています」

CC―まだまだだなと思うことは?

佐藤「全てですね」

CC―自覚している長所/短所はありますか?

佐藤「長所は、ポジティブではあると思います。悩まない。短所は、それなりなんでもできちゃうから挫折がない。でもそれなりで終わる。あんまりドラマチックじゃないです。上がり下がりがなくきているので、語ることがないんですよ。なにか過程にドラマがあるほうが、ちょっと良くないですか(笑)?」

CC―美容師としての到達点はみえていますか?

佐藤「今やろうとしている美容技術を共有していくという目線では、例えばパーマは東京だと上手なサロンに行けばいいと思うんですが、地方だと失敗したらどうしようという不安もあると思うので、それをなくすために全国を回りたいと思っています。オンラインでもオフラインでも、美容師さんたちに共有していきたい。地方でも、果てはアジアにも。普通だったら自分が教えたことで自分のお客さんがいなくなるとか考えると思うんですが、それは考える必要がないくらいに自分のレベルをあげて、いずれはそうしていきたいです」

CC―その到達点から現在地はどのくらいですか?

佐藤「60%くらいです。まだまだやらなきゃいけないことがいっぱいですね


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札幌ベルエポック美容専門学校 https://www.sapporo.belle.ac.jp/

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東京ベルエポック美容専門学校 https://www.tbe.ac.jp/

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